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脳は糖分を欲している?

  • コラム
脳は糖分を欲している?

甘いおやつは、おとなや子どもに限らず、みんな大好き。何かしら一日に一回は口にしている人も多いと思います。 そんな、おやつを常に欲している集団が…

デザイナーってお菓子が大好き?

▲この子たちにもおやつの時間は必須です(笑

私がアンツデザインに入社したばかりの頃の話…
毎日、午後3時くらいなると、どこからともなくガサガサ、ポリポリと何やら、色んな所から甘い匂いがプ~ン、おかきの独特な香りほわ~ん と匂ってくるではありませんか。
その正体は、50歳代男性のデザイナーからでした。
と、正体を突き詰めたのは束の間、なんと別のデザイナーの引き出しからも、美味しそうなおかきやチョコレートが出てくるわ出てくるわ…

よくよく観察すれば、みなさんお昼ご飯とは別に、決まって午後3時くらいになると、モグモグタイムが至る所で発生しているではないですか?
ここは、カーリング会場か?!と錯覚してしまうくらい、真剣な眼差しでお菓子を食べていました。

体育会系出身、前職も身体を動かすハードな職場にいた私は、間食をすることは日常茶飯事でしたが、オフィスワーカーであるデザイナーが間食をすることに、最初は驚きの連続でした。

思考を”MAXフル回転”

▲集中力を持続させなければ良い仕事もできません。

特にアンツデザインの仕事の進め方にも関係があるのですが、ただ「創る」のではなく、なぜ「創る」のか?をとことん考え制作にあたります。
限られた時間と予算の中で、お客様にご満足いただける制作物を創るための土台となる部分です。
この土台が定まっていないまま制作に入っても、時間ばかりが無駄に過ぎて行き、結果、お客様のご要望にも遠いものとなってしまいかねません。
その時間は思考をフル回転させ、脳内はヒートアップ寸前!

集中力アップには”糖分”が必要!

▲おやつで宇宙のように計り知れないエネルギーが生まれてくるかも!(笑

人間の体重のうち、脳は全体重のわずか2%にすぎませんが、脳だけで1日のカロリー摂取量の20%も消費することが分かっています。
そのうえ、頭をフル回転させているデザイナーは、それ以上のエネルギーを消費をしていることになるわけなのです。

また、脳がエネルギーとして使う栄養素は「ブドウ糖」のみです。栄養学的に言えば、「ブドウ糖が脳のエネルギー源だ」というのが、より適切な表現です。
成人の脳は、1日におよそ120gのブドウ糖を消費するといわれています。ブドウ糖が不足すると、思考能力が低下してしまいます。
さらに、集中力が欠け、やる気も出ず、イライラするなど、仕事がはかどりません。
デザイナーは、ただ甘いものやお菓子が好きで食べている。のではなく、『脳が欲している=必然的に摂取していた』のですね。

どんな”おやつ”が理想??

では、脳が欲している「ブドウ糖」が効果的に摂取できる”おやつ”ってどんなものがあるのでしょうか?

①ラムネ

私が小さい頃はラムネやキャラメルがお菓子の主流でした(年代がばれてしまいますね(笑))
ラムネはブドウ糖の補給に適した最高の”おやつ”です。写真のLOTTE梅ラムネには、1粒(1.0g)あたり、約0.8gのブドウ糖が含まれています。
梅の香りが爽やかに広がり、くちどけの良い食感は、気分転換にもピッタリです。
余談ですが、私はこの梅ラムネが大好物で、走る時も仕事する時もいつも一緒です。必ず2袋はストックしています。

②ドライフルーツ

ブドウ糖はもちろん、フルーツの皮には食物繊維やミネラルなどが含まれているため、栄養価が高い食べ物です。
果糖も多く含まれているため、肥満を気にされている方は、食べ過ぎには注意です。
中でも干しぶどうは”ブドウ糖”の含有量が最も多いそうです。

③ブドウ糖のタブレットタイプ

優しい口溶けの固形ブドウ糖がおすすめです。
「大丸本舗のぶどう糖」はブドウ糖100%を原料としていて、1個あたり3gのブドウ糖が補給できます。
寝坊して朝食が食べれないまま出勤してしまった…そのような時にも脳を速攻で元気にしてくれます。
飴を選ぶなら、金額的には差があまりない、タブレットタイプのブドウ糖はお勧めです。

④バナナ

バナナは皮を剥くだけで食べやすく、一年中手に入る身近な食べ物です。
健康に役立つ栄養素がたくさん含まれており、脳の働きを促すだけでなく、便秘の改善や疲労回復が期待できます。
また、むくみ防止のカリウムや、老化防止のポリフェノールなど、エネルギー補給以外でも嬉しい効果があるのでも魅力的です。

⑤チョコレート

チョコレートには、ミルクチョコレートからカカオの比率が高いビターチョコレート、ナッツやクッキーなどが含まれているものまでさまざまです。
ブドウ糖の補給が目的であればミルクチョコレートが向いていますが、カロリーが気になる場合は、砂糖は控えめでカカオの含有量が多いビターチョコレートがお勧めです。
他には、精神安定に効果があるギャバを多く含んだチョコレートや、ブドウ糖の含有量を高めたチョコレートもあります。

このコラムを書いている間にも、ラムネを食べた私ですが、脳の渇望を潤すというよりは口が寂しいということもあります。
おかきを食べていたデザイナーも、口が寂しかったのでしょうか??

ともあれ、ブドウ糖が脳の働きに必要なものであることは分かりましたが、
逆に摂り過ぎていまうと、エネルギーとして消費されず、脂肪となって体内に蓄積され、肥満や生活習慣病の原因にもなってしまいます。1日25gの目安を守り、食べ過ぎには注意していくことが大切です。 併せて適度な運動をすることが身体にとっては一番良いことなのかもしれません。


次回は、デザイナーさんにお勧めの運動を取り上げてみようかな…

乞うご期待!